坐骨神経痛を改善するために知っておきたいこと
2024年12月21日
こんにちは、彩整体院です。
お悩みの中で上位に挙がる坐骨神経痛について、今回はお話しします。
「レントゲンで『ヘルニアになりかけている』『軟骨がすり減っている』と言われたことがある」といった経験はありませんか?
実は、これらも原因の一つではありますが、多くの方に共通する原因は実は別のところにあります。それが、**「筋肉のかたまり」**です。特に、ふとももの後ろ側、そしてお尻のあたりに痛みが出ている方は、高確率でその筋肉が固まっています。
坐骨神経痛には、実は二つの主要な症状があります。それは「痺れ」がメインか、「痛み」がメインかです。痺れがメインの場合は別の原因が考えられますが、今回のブログでは「痛み」がメインのケースについてお話しします。
筋肉の短縮と痛みの関係
私たちの体は、一枚の大きな膜で覆われています。この膜は「ファシア」と呼ばれ、全身を包み込んでいます。鶏肉の皮を剥がしたときにくっついている薄い膜のようなものです。このファシアが全身をつなげているため、ある部分の筋肉が短縮すると、その引っ張りが他の部分にも影響を与え、痛みを引き起こすことがあります。
坐骨神経痛の場合、短縮した筋肉が神経を引っ張ることで痛みが発生する場合があります。筋肉が引っ張られると、それが痛みとして感じられるのです。
どのように改善するか?
坐骨神経痛を改善するためには、ふとももの裏側の筋肉をほぐすことが効果的です。この筋肉をほぐすことで、筋肉間のつながりを正常に保ち、全身のバランスが整います。その結果、坐骨神経痛の症状が改善されやすくなります。
ただし、長年痛みを我慢していると、体がその痛みを受け入れてしまい、歩くだけでも負荷がかかりやすくなることがあります。これによって、痛みが再発しやすく、治りづらくなるのです。
今が一番軽傷の状態
現在、慢性的な痛みを感じている方がいれば、今が一番軽傷の状態です。放っておけばそのうち良くなると思いがちですが、もし体の使い方が原因であれば、生活を大きく変えない限りその原因は解消されません。
一番怖いのは、変形が進行してしまうことです。組織の形が根本的に変わってしまうと、手術が必要になることもあります。慢性的な痛みが気になる方は、早期にご相談いただくことをお勧めします。